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Null Wota Exception

ヌルヲタアラサーがなんか適当に吐き出すところ

結婚するまでに

 全ての始まりは藍より青しの葵ちゃんだった。俺はこれを葵ちゃんの呪いと呼んでいる。

 葵ちゃんは最後まで貞操を守り続けていた。そして薫と結ばれる時も、薫の「こういうの慣れてなくて」という発言に対して「そのほうが嬉しいです」といったような事を言っていた。葵ちゃんは結婚するまで貞操を守り、また薫が童貞に近いレベルであったことに安堵していた。これは童貞にとっては素晴らしすぎる結末である。

 そして俺は考えた。

 俺が童貞で居ることで喜ぶ女性が、この世に居て欲しい……居るはずだ……居る……居る!!そんで俺と出会って結婚する!!

 だから俺は今もこうして童貞で居続けている……というのは結果論だが、少なくとも、結婚するまでに貞操は失いたいくないという願いは確かに俺の中にある。

 最近では更に言い訳を考えはじめて、例えば「たとえどんな女性と出会い結婚することになったとしても、俺が非童貞だとちょっと悲しむ女性は居てもおかしくないが、俺が童貞であることを悲しむ女性は居ないはずだ(もしそうならそもそも童貞臭い俺と付き合ってくれない)だったら童貞で居たほうが確率的には云々」だの、「俺だってセックスしたいよ、でもそれとこれとは別」だの、とにかく「結婚相手に童貞を捧げる(?)」ことを唯一の正義としている。


 ところで、なぜそれほどまで童貞を守りたいのか。冒頭で言った「俺が童貞だと喜ぶ女性が居るから」というのは理由の半分で、もう半分は、童貞を守ることが結婚相手に対する忠誠の表れであると考えているからだ。どちらの理由にせよ、その喜びや忠誠によって、二人の絆は強く結ばれる。その結果、破局に至る可能性が減る。要するに目的としては、破局しないために童貞を守って強い絆で女性と結ばれたい、ということになる。

 正直、何を言っているのか分からない。

 実は最近ではその事に気づき始めて、違うことも考え始めた。結婚生活を維持するのに重要なことは、最初の相性や絆がどうこうというのではなく、結ばれたあと、相手をどのように受け入れ、一つになっていくか、という所にあるのではないかと思う。ただこのあたりのことはまだ良く調べていないし、具体的に維持する方法など何も知らないので、また新たな不安が生まれてしまった、というところだ。

 じゃあ童貞は捨ててもいいのか? そういうわけではない。単に憧れとして、お互い最後まで貞操を守り通して結ばれることに強くあこがれている。もはや、結婚できなくても、最初がそういう感じならそれで良いんじゃないかという諦めも生まれつつあるし、多分もう一段回は諦めないと行けない気もしている。

 まとめる。

 童貞を守る理由は、結婚相手の喜び・忠誠を誓うため。それによって強いきずなが生まれ、結婚生活が維持されると考えていた。しかし維持に必要なことはそれ以外が大半だ。それでも童貞でありたいと思うのは、単に童貞と処女が結ばれることへの憧れによる。


 明日から日常が戻る。飲んで、寝て、遊んで、いい正月だった。

 正月は、新しい1年が始まって1日目2日目と早い時期にあたる。そのためか、新年の始まりと、去る年の終わりを意識せざるを得ない。そしてそういう時に限って、過ぎ去った1年の貴重さを感じる。そしてこれからの1年を充実させようと思い、失敗する。

 新しい1ヶ月の場合はどうだろう。4月の始まりに、あー4月になったかーと感じる。と同時に、3月が終わってしまったか、とも感じる。この獲得感と喪失感がひとつになった「4月になったかー」という感覚は、一年が明けたときの「新年になったかー」という感覚と、似たようなものがあると思う。

 では、新しい一週間の場合は。新しい一日の場合は。だんだんこの辺から怪しくなってくる。新しい一時間の場合は。新しい一分の場合は。新しい一秒の場合は。あるいは逆に新しい一生の場合は、なんつって。

 なんとか時間を上手く使えたら良いなと思う。では。